
それではさっそくですが、ハンターハンターに散りばめられた伏線を紹介していこうと思います。
【クロロ=ルシルフル(幻影旅団)に関わる人物達】
ヨークシンシティーで一戦交えた時に、シルバはクロロの能力を戦う前から知っていた。
「あの時より体術はさらに向上している」とゼノに語っている。
シルバはクロロと過去に対峙したことがあるようだ。
シルバは過去に、幻影旅団のメンバーを仕事で始末しているので、おそらくそのときにクロロと対峙したということなのだろう。
お互い生きているということは、どういう戦闘がおこなわれ、どのような形で決着をむかえたのか?
また、イルミもクロロとの繋がりがあるようだが、どちらかというと仕事上の付き合いといった感じである。
ヒソカとクロロを天秤にかけた時、「クロロよりちょっとだけ付き合い長いしね。(有料だけど)」とイルミは発言し、ヒソカのアジト脱出に協力した。
ヨークシンシティーで、クロロはゴンと一緒に捕獲されたキルアと対面したとき、シルバの息子だと気付いていたのだろうか?
カルトに至ってはヒソカの抜け番として幻影旅団のメンバーになってしまった。
そしてクラピカのジャッジメントチェーンからクロロを除念により開放したアベンガネの存在。
その後アベンガネは旅団メンバーになってしまったのだろうか?
仮にそうだとしたら旅団としては、優秀な希少価値の高い除念師を味方につけたことになる!
【カルトが幻影旅団に入った目的】
流星街で幻影旅団とキメラアントが戦う時、カルトは「兄さんを取り戻す」と言っている。
この言葉は何を意味していて、兄さんとは誰のことなのだろうか?
何年かかっても耐えると言っていることから、幻影旅団には兄を取り戻すなんらかの足がかりがあるようだ。
カルトは5人兄弟の末っ子であり、兄さんとはキルアのことになりそうだが、アルカのことを指している可能性も考えられる。
【ジャイロの行方】
ジャイロについては、キメラアント編の序盤からNGLのカリスマ的悪として描かれ、明らかにただものではない雰囲気を出していましたが、本筋にはまったく絡んでおらず、人知れず行方を眩ましていました。
ウェルフィン、ヒナ、ビゼフはジャイロを追って流星街に向かったが、その後3人はちゃんとジャイロに会うことができたのだろうか。
ジャイロが流星街で建国の準備をしているとしたら、流星街と結びつきのあるマフィアンコミュニティーとも手を組むことになるだろう。
ジャイロが生きている最大の目的は、全世界に悪意をばら撒くことである。
もしジャイロがパリストンと接触していれば、卵から孵化したキメラアントを全世界にばら撒くことで一致するだろう。
ジャイロの存在がどこで本編と交わるのか、旅団として?さらなる敵として?暗黒大陸攻略のキーマンとしてなのか? 興味深い大事なキャラクターの一人であることは間違いないだろう!
むしろ暗黒大陸編が終結してからの新章として、暗黒大陸から帰還してきた後の世界として描かれる可能性もあるかもしれません。
【ドン=フリークス】
暗黒大陸の長寿食によって、ジンの先祖とされているドン・フリークスは現在も暗黒大陸で生きていることが示唆された。
このドン・フリークスがゴンの本当の父親で、ジンとゴンは歳の離れた兄弟かもしれない。
くじら島のシーンでゴンはジンのことを、「父親というよりは、親戚のすごい人のように感じた」「名前で呼んだ方がしっくりくる」と話している。
もしハンターになったらゴンに渡してくれとミトさんから受け取ったカセットテープを聴いているシーンで挿入されている、巨大生物に乗っている人物も、ジンではなくてドン=フリークスだったのではないだろうか?
生物の大きさからすると、まさに暗黒大陸の光景のように見えます。
話の流れ的に、あれがまるでジンであるかのように思わせていたが、実はドン=フリークスである可能性がここにきて浮上しました!
そしてこの場面の最初には、巨大生物の頭上に座る人物だけでなく、雲を突き抜け天に向かってそびえ立つ大樹が描かれています。
まさにこれがジンの語っていた「本当の世界樹はマグマを吸って山脈に根付き大気圏を越えてなおデカくなる」という説明通りの世界樹なのではないだろうか!
公式的にはジンは暗黒大陸には行っていないことになってはいますが、非公式ルートにより暗黒大陸に侵入した過去がある可能性はあると思います。
はたして巨大生物の頭上に座る人物は、ジンなのかドンなのか? 謎は深まるばかりです。
そしてこのカセットテープには母親に関する情報も入っていたが、ゴンはそれを聞く前に再生を止めてしまい、あらかじめ仕掛けられた念能力によって、テープの中身は二度と聞けなくなってしまったため、ゴンの母親の素性は未だに分からないままである。
【闇のソナタ】
「闇のソナタ」は聴いた人の身体を異形へと変形させてしまう旋律(楽譜)。
第一楽章だけ聴いたというセンリツはその容姿が変貌し、演奏してしまった友人は死んでしまったと語っています。
この不可解な現象も、暗黒大陸となにか関わりがあるのではないでしょうか。
実際クラピカに雇われ王子の警護について、暗黒大陸に向かっているセンリツ!
元の姿に戻りたがっているセンリツとしてはまたとないチャンスとなることでしょう。
【ハンター協会設立の謎】
ハンター協会はなぜ設立されたのかという明確な理由は未だに明かされていない。
実のところハンター協会は、暗黒大陸を攻略するために設立された組織なのではないだろうか。
現在の協会の主な役割は、ハンターの社会的地位を保つことや、活動の支援をすることにあり、確かにそれも重要である。
しかし、ネテロ前会長が言うように、ハンター協会の本来の姿が未知や困難に挑む先駆者であるのなら、外の世界を開拓することこそがハンターの究極の役割とは言えないだろうか。
協会が暗黒大陸攻略のために設立されたという理由は、ハンター協会が設立された時代と、ドン=フリークスが暗黒大陸を探検した時代が重なることにある。
ハンター試験は年に一度実施されており、ゴンたちが受けた試験は第287回なので、約290年前に協会が設立されていることが分かる。
ドン=フリークスが暗黒大陸に行ったのが300年以上前で、本を出版したのがおそらくその数年後か数十年後だとすると、
300年以上前にドン・フリークスが暗黒大陸の探検を始める
↓
数年~数十年間探検を続ける
↓
元の世界に戻ってきて新大陸紀行の「東」を出版
↓
一部の特権階級の人物が新大陸紀行の内容が本物であることを知る
↓
約290年前にハンター協会を設立、第1回ハンター試験を開催
という流れになる。
もしハンター協会の当初の目的が暗黒大陸の攻略であれば、今のストーリーの展開は、ハンター協会の存在主旨に沿った内容だということになる。
はたしてドン=フリークスは本当にハンター協会設立に絡んでいるのだろうか?
まだまだ伏線は潜んでいるハンターハンターですが、少しづつでも回収していってくれればと冨樫様に期待しています!

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